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AIは万能じゃない|使って気付いたAIの欠点と上手な付き合い方

AIは万能じゃない――失敗して気付いたAIの欠点

2025年2月、町の公民館で行われた1時間半ほどのChatGPT無料講座をきっかけに、少しずつAIを使い始めました。

最初は半信半疑でしたが、1か月ほどすると「これはすごい」と思うようになり、その後もしばらく使い続けてきました。

現在はGeminiを中心に、Google Workspaceと組み合わせて、調べものや計算、文書作成などの業務効率化に利用しています。

一方、ChatGPTはメールの文章整理やブログ記事のまとめなど、比較的簡単な用途が中心になりました。

Geminiは詳しく丁寧な反面、少しくどくなりがち。ChatGPTはあっさりしていてドライ。そんな違いも感じています。

AIに任せすぎる怖さ

AIを使っていて特に注意したいのが、文章の見直しです。

AIは、こちらが頼んでいないことまで勝手にやってくれることがあります。

固有名詞を書き換えたり、意図していない表現に変更したり、余計な注釈を加えたり。不要だと判断した部分を削除することもあります。

削除なら、見直しているときに気づくことができます。

しかし厄介なのは、文章として自然な形に書き換えられてしまうケースです。こちらが気づかないまま送信してしまい、あとから「あちゃー」となることがあります。

ブログなら後から修正できますが、メールは送ってしまえば取り消せません。

AIに直してもらった文章ほど、最後は自分の目で確認する。

これは、AIを使ううえで大切なことだと思います。

便利な校正係を雇ったつもりが、いつの間にか編集長になっている。AIというのは、なかなか図々しいやつです。

AIは友達でも万能のスタンドでもない

もう一つ感じたのは、AIを相談相手や友達のように感じてしまうことです。

AIには、人には話しにくいことでも気軽に話せます。嫌がられる心配もありません。それでいて、専門家のようにもっともらしい答えを返してきます。

そのため、「AIに相談すれば大丈夫」「AIさえいれば安心」という気持ちになりやすい。

しかし、AIはあくまで道具です。

インターネット、パソコン、スマートフォン、そしてAI。

どれほど便利でも、人間が作った機械であることには変わりません。

本来は人間が道具を使う側なのに、いつの間にか「これがないと何もできない」という状態になってしまったら、本末転倒ではないでしょうか。

少しアナログに戻ってみる

私は以前、TwitterやFacebook、LINEなどを使っていましたが、今ではSNSとは距離を置いています。

過去の投稿や昔のやり取りまでデジタルデータとして残り続けることに、少し疲れてしまったからです。

そして最近は、SNSだけでなく、AIやパソコン、インターネット、スマートフォンとも、少し距離を置こうと思っています。

もちろん、デジタル技術を否定するつもりはありません。実際に使ってみて、その便利さは十分に分かりました。

ただ、何でもデジタル化すれば良いというわけでもないと思います。

図面も書類もオンラインになった今だからこそ、紙や鉛筆の良さを改めて感じます。

設計の仕事でも、画面上だけではなく、紙に線を引きながら考えたり、人と直接顔を合わせて話したりする時間があります。

そういうアナログな感覚には、効率だけでは測れない良さがあります。

AIは便利な道具です。

だからこそ、道具に振り回されず、必要なときには使い、必要がなければ少し離れる。

そして最後に判断するのは、自分。

これからも、そんな距離感でAIやデジタル技術と付き合っていきたいと思います。